こんにちは。
ケーネットスタッフです。

最近新型コロナウイルスに便乗したネット詐欺の被害が拡大しているようです。
今回は私たち個人が被害に合わないよう注意することも必要ですが、会社としてもWebサイトを持っている立場として、注意したいポイントをチェックしていきます。

ネット詐欺といっても、その種類や特徴はいろいろなものに分かれます。どのようなネット詐欺が存在するのか、よくあるネット詐欺を3つご紹介します。

1.コピーサイトを用いた詐欺

これは大手の某配送会社や某ECサイトにも本当によくある犯罪の手口で、正規のEC(電子商取引)サイトの商号やデザイン、商品写真等を無断でコピーしたサイトを作ります。
その後、サイトから料金の支払いがあっても、購入者へ商品を送らなかったり、偽ブランド品を送付したりします。これが、コピーサイトを用いた詐欺です。最近では、新型コロナウイルス対策グッズのコピーサイトによる詐欺が横行しているようです。

2.キャンペーンなどによる個人情報の不正取得による詐欺

某大手の携帯電話サービスを装うウェブサイトやどこか自分で調べたサイトへ訪問すると、「おめでとうございます!現金が当たりました!」や「おめでとうございます!iPhoneが当たりました!」といった虚偽表示が行われます。現金や物を発送するため、個人情報の送信を求められます。これにより個人情報を不正で取得する、個人情報の不正取得詐欺です。

3.フィッシングによる詐欺

実在の企業名をかたった「なりすましメール」や「偽のSMS」を送り、偽のログインページにアクセスさせてID、パスワードやクレジットカード番号などの個人情報を盗む手口です。最近のフィッシング詐欺サイトは専門家であっても一見しただけでは判別できないほど精巧につくられているものが多いようです。

他にも、ホームページのかいざんやコンピュータウイルスを利用した詐欺などがあります。
このようにネット詐欺は大抵の場合、急がせる、慌てさせ、冷静に考える余裕をなくすことです。
メールやSMSや偽ホームページに記載されている電話番号やURLをクリックしないことが、騙されないための重要なポイントになります。
心配な場合は銀行やクレジットカード会社の顧客窓口を自分で検索して直接コンタクトしたり、事業者の問い合わせ窓口をネット検索して直接アクセスする、もしくはあらかじめ設定していたブックマークからアクセスするなどして、内容やメッセージの確認を行いましょう。既に手口として注意喚起が出ていないか確認することも重要なポイントになります。

国民生活センターには、多数の被害事例が掲載されていますのでどのような手口や被害が発生しているか、対策できることはないのか、知識として頭の片隅に入れておきましょう。
もしもの場合は警察や消費者ホットラインなどに相談してみましょう。

インターネットを使った便利な新しいサービスは今後も発展していくでしょう。そしてその隙を突いた新手のネット詐欺も必ず出てきます。でも、知っておくだけで防げる被害もたくさんありますので万全の対策を行いましょう。