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データにおける『色』の話

また予約投稿を使って書いていたせいで随分と久し振りのような気がします。9回目。
今回はパソコン上で取り扱う色のお話です。

印刷の色CMYK

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皆さんの家にはプリンタはありますでしょうか?インクポッド買いますよね?
このインク、

C…シアン(青)
M…マゼンダ(青みの赤)
Y…イエロー(黄)
K…キープレート(黒)

が基本の4色で構成されていると思います。
(最近はフォトブラックとかフォトグレーとか、色に深みを持たせる補助インクもありますが、それらは今回除きまして。)

印刷するときはこの4色を軸に色を分解し、混ぜるほど暗くなっていくことから、CMYKは減法混色と呼ばれています。

画面の色RGB

対してパソコンの画面上で使われる色は

R…レッド
G…グリーン
B…ブルー

の3色で構成されています。液晶ディスプレイになる前のブラウン管を間近で観察した人なら見たことがあるかもしれませんが、画面に赤と緑と青の細いバーが無数に並んで色を表現していたのを見た、という経験ありませんか?
数が細かく多くなっただけで、今も同じ手法でディスプレイの色は再現されています。
≫Google 『ブラウン管 拡大』の検索結果

このようにディスプレイはこの3色が絶妙に混ざり合うことで、暗い色から明るい色までを表現しています。この3色が混ざって最も明るくなるように作られていることからRGBは加法混色と呼ばれています。

つまり印刷の色=画面の色ではないのです!

ここで問題になってくるのが印刷物(CMYK)をパソコン(RGB)で作るとき。
上記に述べたようにこの2つは媒体により色表現の方法が違っているため、パソコンの画面で見ている色を、印刷物に反映したときに再現できない色が出てくるのです。
例えば代表的なものだと蛍光の緑色。

↓これです(R0 G255 B0)
◆◆◆

上の文字はグリーンを最大まで発光するように指示をしています。

CMYKは混ぜるほど暗くなる色、つまり混ぜない状態が最も明るいといえます。緑色は青と黄を混ぜて作りますが、落ち着いた緑になるだけで、明るい緑は再現することができません。
同じ理由で蛍光に近い紫や桃色も再現性が低い色と言われています。

↓これです(R255 G0 B255)
◆◆◆

印刷物を制作するソフトとしてIllustratorというAdobeのソフトがありますが、このソフトはCMYKカラーを画面上で可能な限り再現しているソフトなので、そもそも再現できない色は最初から出ないようになっています。
しかし作る側がそのファイルのカラー情報を誤って設定していた場合、印刷したら紫がかなりピンク色になった?とか、明るい緑の草原だったのにパッとしない…??なんてことが度々起こる訳です。

最後に

そのデータはなんのために作っているデータですか?
何かに印刷しますか?それともパソコン上で使うものですか?
色情報を間違わないようにデータ作りしましょう!

こぼれ話:デジタル作品の展示手法

上記の色事情のため、最近の絵画作品の展示に多様性が出てきたように思います。

絵は通常インクや絵の具を使って紙の上で表現していますが、パソコンの発達と共に画材ツールや画像修正ソフトが高性能になり、コンピューターグラフィック表現にも目覚ましい進歩がみられました。

最初から最後までデジタルで作られた作品の場合、画廊に作品を飾るようにいったん紙等に印刷してしまうと、画面上の鮮やかな発色が失われてしまいます。
蛍光剤の入った特殊インクを使って色幅を疑似的に広げる技術がすでにありますが、デジタルフォトフレームのようなディスプレイで、デジタル状態のまま絵を展示する手法が見られるようになってきました。
もっとインスタントで、短期間だけ使えるような軽くて薄く安価なディスプレイが一般に普及していくことをひっそりと期待しています。

≫皮膚に貼れるディスプレイ

≫透明なディスプレイ

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